| 0212 N.M.L.(NO MORE LANDMINE) ZERO LANDMINE | |
| 2007.08.15.Wed / 23:00 | |
| 皆様、お久しぶりです! 3ヵ月あまり更新出来ずにいましたが、この度、不定期ですけど、ブログ、再開致します! 復帰第一弾は、終戦記念日である8月15日に、皆様へ、こういう反戦メッセージもあるんだな! ということを、感じてほしい作品を紹介します アーティスト名は【N.M.L.(NO MORE LANDMINE)】 (ノー・モア・ランドマイン) 楽曲名は 【ZERO LANDMINE】 (ゼロ・ランドマイン) 2001年4月25日発売の、メッセージ性の強い内容です 【N.M.L.(NO MORE LANDMINE)】
⇒ (ノー・モア・ランドマイン) 【ZERO LANDMINE】 ⇒ (ゼロ・ランドマイン) これを目にした読者の皆様は、そもそも【LANDMINE(ランドマイン)】って、何? この疑問から謎に包まれることかと思います 【LANDMINE(ランドマイン)】とは【地雷】のことです! その名前が示すように、地面に埋められ、無作為に人間を殺戮(さつりく)する凶悪な兵器です 戦争を繰り広げることに、大義名分がいかにあろうとも、人命を最優先に考えれば、絶対許されるものではありません! 言語で解決出来ることがあるとすれば、何も暴力で解決する必要など、どこにも無いと筆者は常々思います! しばしば議論されますが、戦争に参加している(あるいは、させられる)戦闘員と、戦場に暮らさざるを得ない一般人、非戦闘員では、生死の重みが違うか否か? これについても、人間一人ごとの命の重さに、差異は無いと思いますし! 【地雷】は、その命の重みを、無条件に(と言うよりは、知らないうちに)足を踏み入れた人を殺戮する、凶悪なものだと思います 今回紹介する楽曲 【ZERO LANDMINE】 は、曲名が示すように、この世の中から【地雷】を無くそう! という明確な意思のもと、賛同する多くのアーティストが、音楽のジャンルを越え集結した、強いメッセージを内包する「日本発 世界への発信」の意味で、筆者は愛聴しています! この作品のプロデュース・作曲・基本部分の演奏などは、あの【坂本龍一】氏が担当しています 彼が在籍し、2007年も突如音楽シーンを盛り上げた、テクノの重鎮【YMO】のメンバー【細野晴臣】(ほその はるおみ)氏+【高橋幸宏】氏、さらに【YMO】と深く関わったイギリスの(既に解散してますが)バンド【JAPAN】からは【デヴィッド・シルヴィアン】氏がボーカル兼、英語詞の作者として、同じく【スティーヴ・ジャンセン】氏がドラムを担当しています!(注1)(注2) なお、CDでの歌唱は、参加者全員、英語にて行っていますが、これとは別に、日本語詞が【村上龍】氏によって翻訳されており、それは歌詞カードに明記されています(注3) このCDは、全部で6トラック、同じ楽曲がテイク別に収録されており、メインであるバージョンは、約18分半という長時間のもので、2007年8月現在【シングル表題曲として、オリコン1位を獲得した、最長演奏時間】という記録があるそうです(注意4) 生活、そして音楽の活動拠点をニューヨークに置いている【坂本龍一】氏は、全世界を震撼させた【9.11 アメリカ同時多発テロ】事件を目の当たりにし、以前の彼なら考えられなかったであろう【平和】を、強く意識するようになり、今回の【ZERO LANDMINE】を製作するにあたり、世界各国を訪問し、文献を調べ、地雷被害者であり、地雷根絶の運動を行う活動家【クリス・ムーン】氏との対面などを果たし、この楽曲ひとつで、世界縦断を果たしているような、様々な要素を織り込んでいます!(注5)(注6) そのため、読者の皆様がこの楽曲を最初に耳にすると、こういう感想を持つかと筆者は邪推します… ★とにかく長い! ★自分の興味無い地域の音楽性に馴染めない ★楽曲としての統一感が無い ★多数参加しているミュージシャン・アーティストの受け持った部分だけが、素直に受け入れられる ある意味、否定的なことばかりを書きましたが、筆者のように「J-POP以外の音楽があることに、違和感を感じない」聞き方を日頃から行っていれば、特に問題なく、スッと聞ける内容です! それと、J-POPでは、せいぜい4〜5分少々だけで音楽! とみなされるようですが、クラシックとか雅楽などの様式では、何時間にも及ぶ1曲が、たくさん存在しますしね! 反戦に込める願い、そしてこの楽曲が生まれた背景は、文末に用意する【Wikipedia】などを参照頂きたいですし、この記事では、あえて筆者が感じた、音楽の部分を記述しようと思います! 『参加ミュージシャンの顔ぶれ』 予想を超えて豪華なものでした! 楽曲発表当時、もっと注目されてもよかったかな? という印象ですが、主だった参加者を、列挙してみます! (順不同、敬称略) ※ベーシック・トラック担当者 ・坂本龍一(キーボード、プログラム、作曲、プロデュース他) ・細野晴臣(ベース) ・高橋幸宏(ドラム) ・スティーヴ・ジャンセン(ドラム) ・デヴィッド・シルヴィアン(ボーカル、英語詞の作詞) ※賛同したゲスト:ボーカリスト編 (メイン部分での登場順、敬称略) デヴィッド・シルヴィアン 〜 Chara 〜 大貫妙子 〜 吉田美和(ドリカム) 〜 桜井和寿(ミスチル) 〜 UA 〜 佐野元春 〜 TERU(GLAY) 〜 シンディー・ローパー ※賛同したゲスト:演奏者編 (メイン部分など、敬称略) ・SUGIZO(ギター) ・TAKURO(GLAY、ギター) ・DJ KRUSH(ターンテーブル) ・EYE Yamataka(ターンテーブル) ・ブライアン・イーノ(サウンドエフェクト) ・アート・リンゼイ(ギター) ・クラフト・ワーク(サウンドロゴ) ・伶楽舎(れいがくしゃ:雅楽の部分を担当) ・藤原真理(チェロ) ほか ※賛同したゲスト:楽曲を構成する「ボイス・協力者」編 ・ダライラマ14世(演説のボイス) ・故 ダイアナ妃(演説のボイス) ・浅野忠信(CDカードに、イラストを寄稿) ・村上龍(日本語詞への翻訳) ・クリス・ムーン(地雷根絶活動家、本人が地雷被害者であり、その悲惨な体験を後世に残すべく活動) その他、各国の演奏家や、支援企業の参加(注7)がありますが、実際に楽曲でボーカルを取っていない、だけどプリプロ(pre-production:本当のレコーディングが開始される手前に、プロは事前製作をします)に参加している、日本屈指の実力派ボーカリストもいます! ・広谷順子 おそらくは、数多くのボーカリストが参加し、参考にする為の仮のラインを歌っていたり、コーラスアレンジの原型に関わっていることかと推測します! 一見、豪華で華やかに思える布陣ですが、ゲスト参加者の顔写真などは、一切掲載されていません! そのかわりに、現在、世界各国で地面に埋まっている「地雷」の写真がジャケットを飾り、歌詞カードには【地雷が埋まっているであろう調査結果】と【地雷生産国】が、世界地図で記されています… その歌詞カードには【坂本龍一】氏のコメントがあり、こう書かれています 『このCDが売れることで、確実に地雷が除去される』 世界では、いろんなチャリティーイベントが行われ、チャリティーCDなどが発表されます しかし、その一部で「どこに収益金が流れているのだろう…?」 こう思わざるを得ない作品があることは、残念に思います… その意味では【地雷根絶】という、大きなひとつのテーマに絞り込んだ本作品の意義は、大きいという気がしました! 筆者は発売日に直接購入しましたが、2007年現在、このCDを中古ショップで安い値段で見かけることも、多くなりました 少なくとも、今回のこの記事を目にして下さる読者様で、興味を持って聞いてみよう♪ そう思った人は、是非中古ではなく、新品で購入頂ければ! 音楽を聞く能動的な行為が、ひいては【地雷根絶】に向けた、明確な一歩だと、筆者は思いますので! 2007年8月現在、高いセールスを誇る楽曲が、ほとんど見られない現状と重ねると、誰が歌っているから、誰が演奏しているから、ということよりも、音楽とは、いかに「伝わるものがあるか?」という部分で、皆様に届くものなのか、と、再認識することを、思う次第です! 作者である【坂本龍一】氏は、つい先日も【元ちとせ】さんと反戦歌(死んだ女の子)を披露したり、社会派の活動を行うようになった、という印象があります 音楽に限らず、販売枚数とか、メディア露出度がどれだけあるのか? それだけが、音楽を語られる指標になってしまうと、それは悲しいものがあります… 是非皆様にとっても、何か真剣に、越を据えて聞いてみようかな? とか、何か考えるきっかけになる音楽はあるのかな? という観点から、好きになれる、あるいは忘れられない音楽に出会うことを期待し、今も世界中で続く戦争の愚かさ、そして過去の戦争で生命を奪われてしまった、あるいは、今も戦争の後遺症に苦しみながら、懸命に頑張っておられる皆様方への【筆者からのメッセージソング紹介】として、今回は書きました 文中の(注釈)について (注1) ・YMOのメンバーは「テクノ・自動演奏」などで語られることが多いです しかし日本屈指の「生演奏に強いベテラン演奏家」でもあります! この楽曲でも、特に【細野晴臣】氏のベースなどは、まさに貫禄ある、存在感ある演奏だと思います (注2) ・【JAPAN】はイギリスで結成されたグループで、特に1980年代初期に、日本でも人気を博しました! 元々YMOメンバーや、YMO周辺にいた先駆的ミュージシャンとの親交があり、特にドラマーである【スティーヴ】氏などは【高橋幸宏】氏の分身とまで評される演奏スタイルで、エレクトロニクス音楽にも精通するプロです! 日本では【SUGIZO】氏(元 LUNA SEA)とか【グラス・バレー】のメンバーが【JAPAN】の影響を強く受けたとコメントしており、解散した今も、根強いファンが多く存在します (注3) 【村上龍】氏は、作家として有名ですが【坂本龍一】氏をはじめ、音楽家との交流も盛んな人です 【村上】氏が手がけた日本語詞の翻訳は、高校用の英語教科書にも掲載され、この授業を受けた生徒にも、少なからず影響を与えたのではないか? と筆者は思います (注4) 『本作品が残した、記録』 これは後述する【Wikipedia】の中で触れられていますが【演奏時間が最も長いオリコンシングルチャート1位獲得曲(シングルA面)の記録を更新】とのこと! なお、それまでの記録は【さだまさし】氏の【親父の一番長い日】であったと、記述があります。 (この【さだ】氏の楽曲は、日本初の、12インチシングル曲でもありますが!) また【ZERO LANDMINE】の発売枚数は、オリコン集計によると、55万枚強になるとのこと! (週間1位を、2週連続で達成しているとのこと) メッセージ性の強さから、楽しく気軽に聞ける作風では無いはずなのに、これだけのセールスも記録しています! (注5) 今でこそ【坂本龍一】氏は、世界平和などを視野に入れた発言や行動を起こしますが、彼が住むニューヨークで、あの9.11の恐怖を目の当たりにしていなければ、ここまで意識の変化はあったのだろうか? という論争が、坂本フリークの中で、常々語られます 1980年代に彼が手がけた音楽の作風は、外部の仕事を請ける場合は、とことんポピュラーなセンスを発揮しますが、本人自身の作風は、世間一般では【難解・攻撃的】と言われるものが、少なくありません 事実、彼の高校時代などは、折りしも【学生運動】の盛んな時期で、自らが左派の共闘思想であったことも、数多くの書籍や発言から、残されています (注6) 【クリス・ムーン】氏をはじめ、このCD歌詞カードには、流行りだけのJ-POPとは異なる要素で、ノーベル平和賞受賞者の寄稿があったり、その部分などを読むだけでも、戦争や兵器の愚かさを、きっと皆様も感じることかと思います 終戦記念日の本日【装備と、自衛・防衛】が語られることかと思いますし、核の問題は、避けて通れないと思います このブログは音楽の楽曲紹介であり、あえて直接的思想までは書きませんが、筆者をはじめ、これからの日本という国家の行方などは、自分でどう思うということを、いつも考えてもいいという気がします (注7) 本楽曲は【TBS開局50周年の地雷根絶キャンペーンの一環】として製作され、先述している豪華アーティストとの共演という形で、テレビ放映もされました! 筆者は録画したビデオを、今でも見ることがありますが、WEBではYou-Tubeなどでも見れるのでしょうか? (あの場は、著作権に関し、利用者のモラルを見つめなおす必要があるかと思いますが… WEBで映像を見られることには、ありがたい技術だと思いますので!) また、多くの協賛企業が明記されていますが、中でも【イオングループ】が冠スポンサーとして、多額の支援を行っていることも、当時の放映や店頭での募金活動から伺えました! 今回の記事とは関係ありませんが、他局でも、そろそろ日本最大のボランティア番組が放映予定ですね! 番組開始の頃より【日産自動車】などは、欠かさず全国の、そして世界の皆様方に、支援を続けてきました こうした企業がある一方で、偽装問題とか、中小規模の国家財政をも上回るであろう、日本の金融機関とか、某一流企業などが、環境問題にせよ、社会貢献など、ほとんど果たさぬまま君臨し、就職先の人気企業として、毎年のようにランキング上位にいることを思うと… その部分でも、企業の倫理観とか、国家の倫理観なども、皆様に考えていただける記事になれば、と思います ※今回のリンク先 (パソコン環境から、リンク閲覧をお願いします) ◆ZERO LANDMINE Wikipedia (フリー百科事典) ◆N.M.L.(NO MORE LANDMINE) Wikipedia (フリー百科事典) |
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