| 0200 矢野顕子 春咲小紅 | |
| 2007.03.31.Sat / 23:55 | |
| 本日のこの記事で、紹介楽曲が200曲目となりました! そして、この場所を開設してから、ジャスト11ヶ月の経過となりました! このブログでは、一応10曲目ごとに、筆者の思い入れの強い楽曲を題材にし、そして50曲に一度、特に思い入れのある楽曲を紹介しますが、今回もまた、その節目を飾る楽曲を紹介出来ることを嬉しく思います! 過去記事 では 『 日本発 → 世界レベル 』 として表現しましたが、今もなお、その実力と独自の音楽性は、変わらぬまま、さらに広がりを見せているように思います! 矢野顕子 (やの あきこ) さんで 『 春咲小紅 』 (はるさきこべに) の紹介です♪ 1981年発表 当時 <カネボウ化粧品のCMソング> としてヒット! (ザ・ベストテンに、驚異的なメンバーを従え出演しました!) 後にセルフカバーされたバージョンのことも含めて記事にします! 矢野顕子 (やの あきこ) さん:
●冒頭で 『日本発 → 世界レベル』 だと書きましたが、その言葉が嘘ではないことは、特に1980年代〜1990年代の彼女の活躍を知る人には、説明の必要も無いかと思いますが、念のために、簡単な紹介など! ◆1955年 東京生まれ → その後、青森に移住 ◆15歳で上京 この際、夜な夜なセッションやライブに明け暮れる生活を送り高校を中退しますが、既に音楽業界では要注目の人物になっていて、その後彼女が関わる大物ミュージシャンとの接点は、この時期から始まったものかと思われます! <1> 今もなおシーンの中心にいる、超大物ミュージシャンも、彼女同様、早い人では10代から異端児と思えるくらいセッションやライブを繰り返し、実力を発揮させていた時代でした! <2> 彼女がこの当時お世話になっていた人こそ、あのベストセラー <塀の中の懲りない面々> の著者である <安部譲二> さんというから、驚きですよね! ◆18歳でバンドとしてシングルをリリースするも、飛びぬけた才能を持つ <矢野顕子> さんに関心が集まってしまい、バンドとしては短命に終わります… ◆1976年にアルバム <Japanese Girl> にてソロとしてのデビュー! このアルバムは再発盤も登場していますが、おそらく何の先入観も持たずにこのアルバムを聞くと、およそ19歳の少女が発表した作品とは思えないほど、圧巻の内容で、当時ジャズの要素を含むサザン・ロックの雄である、アメリカのバンド <リトル・フィート> がバックメンバーとして参加!! <3> 現在のようにCDなど存在しない時代ゆえ、非常に面白い構成のアルバムでした! 何故ならA面・B面とひっくり返して聞くことが当然のレコードだったから、片面が <リトル・フィート> の参加サイド! もう片方が、日本の著名ミュージシャンが全面的に参加してるという、それだけでも贅沢な作りになっていました! <4> この <リトル・フィート> は、活動中断期もありましたが、現在も現役であり、さらに言えば <桑田佳祐> さんが影響を受けたとされる先人で <サザンオールスターズ> のファン層ならば、おさえておきたいグループだと思います! ◆<矢野顕子> さん本人の音楽性は、あまりに多岐に渡るため、ジャンルを限定することなど到底不可能なのですが、作詞・作曲の能力がケタ違いであると同時に、ピアニスト・シンセサイザー奏者としても超一流なのです! よって、その腕前は存分に発揮され、特に1979年〜1980年には、あの <YMO:イエロー・マジック・オーケストラ> のワールドツアーにキーボーディスト 兼 ボーカリストとして参加! その会場によっては <YMOのメンバー> 自身よりも喝采を浴びて、彼女に注目が集まったこともありました! ◆1981年には、今回紹介する <春咲小紅> がシングル楽曲として大ヒット! このヒットにより、それ以前はマニアックな音楽ファンのみが知る <矢野顕子> から、一気に全国区のポップアーティストとして知られることになりました! ちなみにこの <春咲小紅> で、当時を代表する音楽番組のモンスター <ザ・ベストテン> に出演! そのバックメンバーですが <YMOのワールドツアーさながら> の豪華さで、こういう人々が (今では考えられませんが) 生演奏にてテレビ出演を果たしております! ※坂本龍一 (キーボード) ※高橋幸宏 (ドラム) ※大村憲司 (ギター) (残念ながら <大村憲司> さんは既に他界されました…) ベーシストだけ記憶にありませんが、この映像は <ザ・ベストテン> の特番でも紹介されることが多く、某 海外動画サイトでは今も見れると思いますが! (大丈夫なのか? 著作権などは?) ◆その後、ピアノ一台だけ用意があれば、彼女が自ら出向いて、あらゆる場所でコンサートを行うという <出前コンサート> なる企画があって、これが大盛況でした! <5> ちなみに筆者もこのコンサート、高校時代に行ったことを思い出します! それは過去記事でも触れています! ★0016 矢野顕子 自転車でおいで (2006年5月15日記事) ★0136 矢野顕子 David (2006年10月17日記事) <6> このコンサートでは、何が画期的だったのか? ★〜〜公民館みたいな場所でのコンサート開催もあったこと! 大きなホールでも満杯に出来る彼女が、あえてホールやライブハウスのように環境が整った場所を選ぶことなく、どこでも演奏活動を行ったことは、賞賛に値します! ★託児所完備!! これは彼女自身が母親であることを最大限発揮したもので、普通、たいしたことも無いアーティストが 「●歳以下の子供・乳幼児の来場はお断り」 などと宣言することに対し、真っ向から勝負でもしたかのように、安心して子供を連れてきましょう♪ と言わんばかりの配慮で、筆者が行ったコンサート会場でも、ママさんの姿を見ました! ◆先述の過去記事でも紹介した楽曲 <David> が人気ドラマ <やっぱり猫が好き> の主題歌となり、久々のシングルヒットとなります! <7> 基本的にシングルヒットの数が少ない人で、アルバムが発表されると、そちらの注目度が高くなります! またそれは、相当コアなファン層と、特に音楽業界人・現在も一線にいるアーティストの皆様・音大生などに高い評価をされる内容になっています! ◆2006年〜2007年のテレビCM楽曲でおなじみなのは <花王のリセッシュ> で、あの可愛らしいイラストと彼女の歌が調和していると思います♪ 今回の <春咲小紅> ですが、春楽曲として、そして化粧品CM楽曲として、すごく有名なものであり、よくオムニバスCDなどで見かけます! 作詞を手がけたのが <糸井重里> さんであることも有名な作品ですけど♪ そして彼女の最大のヒットシングル作品であり <矢野顕子> さんの他の楽曲は知らずとも、この <春咲小紅> だけは知っているという人も多いはずです! この1981年のオリジナル・シングルバージョンは、1980年の <YMOの空前の人気> を引き継いだ形で、当時のテクノポップの雰囲気をそのままに、だけど生の弦楽部分も組み合わさり、どちらかと言えば歌謡曲の要素も含みながら、J-POPの代表曲と言える内容になっているという気がします! 筆者にとっては <坂本龍一> さんのキーボード部分よりは、むしろ <高橋幸宏> さんのドラムの方が印象に残るアレンジに聞こえます! わざわざ手前で <オリジナル・バージョン> などと書きましたが、だったら他にどういうバージョンがあるんだよ? と言われそうですねぇ… ということで、マニア (ある人に ヲタ などと言われたことがありますが…) な筆者が、それを紹介しておきましょう (笑) 1996年に、デビュー20周年記念盤として、ベストアルバム <ひとつだけ> が発表されましたが、このアルバムが発表される際、実は特別企画というか、おそらくは限定盤だと思いますが、8センチシングル <2枚組> などという、非常に珍しい形態でリリースされたものがあります! それこそが <1996年バージョン・春咲小紅> ですね! このベストアルバム <ひとつだけ> には、先述のオリジナルバージョンの <春咲小紅> が収録されましたが、それとは別に、バックメンバーがすべて海外の超一流ミュージシャンばかりで固められた <アルバム未収録・新録> として製作されたのが、こちらの1996年バージョンということになります! この <8センチシングル 2枚組> という変則リリースですが、通常の <8センチシングル> のケースサイズに、何の違和感も無く、2枚のシングルが入っていて (上下2段になっているんです!) もう片方のシングルは、このベストアルバム <ひとつだけ> に収録された <全曲> がノンストップミックスにて構成され、変なリミックスなどは行われていませんが、実に珍しいサンプル盤的な作りになっています! 今回の記事では、オリジナルバージョンだと誰もが記事にしているでしょうし、あえてこの <1996年バージョン> の方など中心に書きたいと思います! メンバー構成はちょっと変則的で <矢野顕子> さん本人がボーカルとキーボードの一部を担当! 以下、世界的に有名なこういう皆様が参加しております! ★ジェフ・ボヴァ シンセサイザー奏者であり、同時に世界的に有名なシンセサイザー・プログラマー! (音色作りのスペシャリストというべきでしょうか!) 海外の著名アーティストのレコーディング・ライブで手腕を発揮していますが、日本人アーティストへの参加では、1987年の <坂本龍一> さんのアルバム・ライブである <NEO GEO> (ネオ・ジオ …別に昔話題になったゲーム機の機種名ではありません! 念のため!) などがあり、この作品では、電子楽器の最先端文化を誇るはずの日本が、まだまだ彼のような領域には到達出来ないんだな… と思い知らされる、驚愕の <シンセサイザー・合成音製作テクニック> などを堪能出来ます! ★クリス・パーカー 彼の絶妙のドラムは、単なるリズム・キープとか、見せかけだけの連打などに向かうことなく、それでいて、こんなリズム感覚があるのだろうか? と思わせてくれるもので、特にジャズやエレクトロニクスを融合させる音楽などで、彼の実力を知ることが出来ます! ★ウィル・リー 彼のベースは、ベースという楽器が、重低音の魔力を (これ、誤植ではなくて、魅力というより <魔力> だと筆者は感じています!) 備えるものであることを再認識するもので、派手な音色もあるのに、演奏の中で 『この場所では、絶対にこの音 (正確には、その場所で絶対に演奏されなければならないであろう、音符の位置) じゃないといけない!』 と思えるフレーズが繰り出されるところにあって、地味に弾かれる場所もありつつ、ここぞとばかりに、まるでベースが <歌っている> ような演奏が出来るあたりが、超一流だと思います! この屈強のメンバーが演奏に参加していますが、その彼らが <矢野顕子 is Great!!> と高く評価しますし、誰がバックバンドだろうと、参加ミュージシャンだろうと、独特の <矢野顕子ワールド> が構築されます! つまり主役は、いかなる場合でも <矢野顕子> さんになる訳です♪ 現在、デビュー30周年を迎えた <矢野顕子> さんは、今なお精力的に音楽活動を展開し、こういう作品を発表しています! ★いままでのやのあきこ レコード会社の枠組みを超えたベストアルバムで、CD2枚 + DVD という豪華版で、ここにはオリジナルバージョンの <春咲小紅> が収録されています! なおDVDには <1996年バージョン> にて製作された <春咲小紅> の映像が収録されています! ★はじめてのやのあきこ 新作アルバムで(2006年発表)、なんとこういう皆様方とのコラボが実現しております! (五十音順・敬称略) <井上陽水、忌野清志郎、上原ひろみ、小田和正、槇原敬之、YUKI> 皆 <矢野顕子> さんの音楽性に共感する人々であり、世代を超えて、特にミュージシャンからは <目標にする人> とか <矢野さんの音楽に影響されて、プロになった> と言われる人であり、これからもそういう世代がデビューしてくることは、間違いないと思います! <春を迎える> にあたり、絶対に紹介したかった楽曲であり、筆者もいろんな意味で影響を受けた <矢野顕子さんの春咲小紅> ですが、これからもずっと、聞き続けることになると思います♪ (追伸) 200曲目が何になる? と予想していただいた皆様方、 本当にありがとうございます! そして <delta> さん! お見事! というしかありません!! (ま、まさか正解者が出るなど、予想もしなかったんで!!) 今回のリンク先 ★春咲小紅 Uta-Net (歌詞掲載部分) |
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