| 0193 本木雅弘 東へ西へ | |
| 2007.03.03.Sat / 23:55 | |
| 3月最初の楽曲記事更新です! 皆様も卒業、入学、入社、転勤など、様々な異動と移動が控えているかもしれませんね? 今回の楽曲は、元々1970年代初頭に、あの著名歌手がリリースしたものをカバーした内容で、CMソングとして話題になったものです! そして高度経済成長の側面を、どこか皮肉ったような歌詞が印象的な内容で、それが突如として1990年代のバブル期と重なり、独特の雰囲気を持った楽曲だと、1992年当時、筆者は思っていました! 移動を控える皆様方にも、興味を持って欲しい楽曲のひとつです! 本木雅弘 さんで 『 東へ西へ 』 の紹介です♪ 1992年発表、記事の中でも触れますが、アルバムバージョンには、豪華なボーカリストの参加などもありました! 本木雅弘 (もとき まさひろ) さん:
若年層の読者さんには、役者・俳優としての彼の存在が有名なのでしょうね! 人気テレビドラマ、映画出演、近年では <宮沢りえ> さんとのCMなども話題になりましたよね♪ ただし、30代後半の筆者など、あるいは20代後半以上の読者になれば、彼がアイドル出身だったことをよく知ると思います! ◆デビューは1982年のこと! 当時人気ドラマであった <2年B組仙八先生> に出演していたメンバーにより結成されたのが <シブがき隊> であり、彼はそのうちの一人! (シブがき隊メンバー:生年月日順の記述、敬称略) ★布川敏和(ふかわ としかず)愛称:フックン ★本木雅弘(もとき まさひろ)愛称:モックン ★薬丸裕英(やくまる ひろひで)愛称:ヤックン ◆<シブがき隊> はジャニーズ事務所所属で、当時全盛を誇った <たのきんトリオ> に続くデビューとなり、その後 <少年隊> 〜 <光GENJI> などと続くグループの先駆けになっています! ◆<シブがき隊> の魅力は、いかにもアイドルグループ(あ、あくまで当時の価値判断ですが…)って感じで、お世辞にも歌は上手とは言えず(これも筆者の判断なので…)、だけど楽しめる要素をたくさん持ってて、バラエティー性を有していたように思います! ※解散後のメンバーの活躍が多岐に渡るあたりは、現在のジャニーズ所属メンバーがバラエティーに違和感無いことを考えると、先駆者だったのかもしれません! ◆いかにも! ってタイトルの楽曲名が多いグループでしたが (Wikipediaなどを参照願います!) 『スシ食いねェ!』 なる楽曲などは、食べ物ソングの元祖系と言える名曲で、このノリの良さは大好きでした♪ ◆1988年11月に <解隊> (世間一般での解散) を行い、その後各メンバーは、それぞれ全く異なる方向性を見いだし、しかも皆、現在も芸能界の一線で活躍中! という <シブがき隊> での活動を経て <本木雅弘> さんは主に俳優・役者の道へと進みました! ※彼の出演作品の一部 ・シコふんじゃった。 ・太平記(NHK大河ドラマ) ・徳川慶喜(NHK大河ドラマ) ・今夜ひとりのベッドで ・この他CMや舞台など多数! ところが <解隊> の後に、彼は突如ソロシンガーとして、今回紹介する <東へ西へ> のヒットにより <NHK紅白歌合戦> に出場する活躍も見せました! ではこの <東へ西へ> ですけど、元々誰の楽曲なのか? それは言わずと知れたJ-POP界の重鎮でもあり、特に筆者の印象として昭和の吟遊詩人と思えるこの大物 『井上陽水』 さんが1972年に発表した作品でした! 特に1974年発表のアルバム 「氷の世界」 は、日本最初のミリオンセラーになったアルバムとして名高く、一部論評では、1990年代の音楽流通事情に換算すれば数百万枚に匹敵とのことで、時代を超えて様々な音楽を発表する彼らしいエピソードのように思えます! 近年ではJ-POP若手との交流も盛んで、特に <奥田民生> さんや <パフィー> 、さらに <Every Little Thingの持田香織> さんらとのコラボレーションなど、分野を超えて活動するあたりも現役バリバリって感じで、さすがの大物ぶりを発揮しているように思えます! その <井上陽水> さんの1972年の名曲を <本木雅弘> さんバージョンでは、1990年代初頭に世界的ブームになっていた <ハウス> 的ビートに乗せて、大胆なアレンジで発表され、これまた人気CMであった <三共 リゲイン CM曲> として注目を集めました! (余談) リゲインのCMは時代によって大きな話題をさらい、初期では <牛若丸三郎太> による <勇気のしるし> という楽曲が大ヒット! キャッチコピーにもなった 「24時間戦えますか」 は、初期バブルを強烈にアピール! 日本人のエコノミックアニマルぶりを世界に再びアピールするに相応しいCMとなりました! これが1999年にもなれば、あの巨匠 <坂本龍一> さんが自らピアノ演奏シーンで出演も果たした、インスト音楽の癒しの代名詞 <energy flow> をミリオンセラーにまでした歴史があり、あなどれないCMシリーズと言えるでしょう! で、この <本木雅弘> さんバージョン、楽曲のトラックを作り上げた人もまた、その分野の先駆者だったりします! それは <RAM JAM WORLD> や <MUTE BEAT> の活躍でも知られ、後に <UA> の音楽でも高いセンスを発揮した <朝本浩文> さんで、さすがな音作りとアレンジを披露しています! 1992年のアレンジだから、かれこれ15年前のことになってしまいますが、2007年現在聞いても、そのセンスの良さに脱帽します! 元々 <井上陽水> さんの音楽って、フォークだけでも無いし、ロックと言えば、ちょっと違うかもしれないし、独自の音楽性があるからこそ、アレンジの方法は、たくさん考えられるでしょうけど、優れたクリエイターが関わることで、原曲に匹敵する、あるいはもしかしたら原曲を超えているかもしれない画期的な作品に仕上がることもあるかと思います! その意味では <朝本浩文> さんのトラックメイキングは奇跡で、素晴らしいビート感を生み出しています! なお、この <東へ西へ> を収録している <本木雅弘> さんのアルバム <D+F+M> (← どなたかこのアルバムタイトルの意味を知る方、是非教えて下さい!!) では <朝本浩文> さん以外にも <オリジナル・ラヴ> の <田島貴男> さんや <トミイエ・サトシ> さん (DEF MIX PRODUCTIONS) らが参加している 「遊びでは無い、本気の音楽アルバム」 になっていて、それだけでも聞く価値がある名盤に仕上がっています! そしてアルバムの中には <東へ西へ> のリミックスバージョンとして <東へ西へ 〜D+F+M MIX〜> なるものが収録されていました! このリミックスバージョン、実はとんでも無い秘密が隠れています! こっちのリミックスバージョンでは、ソウルフルな女性コーラスが追加されていますが (シングルバージョンでは含まれず!) 、なんとそのコーラスを受け持っているのは、有名になる前の (世間的に、です! 業界では有名だったようですが!) <高橋洋子> さんで、彼女のソロ・ボーカル以外の声が聞けるのは、ある意味貴重だと思います!! ※筆者による <高橋洋子> さんの関連記事 → 0012 高橋洋子 残酷な天使のテーゼ (2006年5月11日記事) → 0013 高橋洋子 魂のルフラン (2006年5月12日記事) シングルバージョンも、リミックスバージョンも、冴え渡るアレンジですけど、低域を膨らませたミックスになっていて、聞いてて心地よい感じです♪ また、元々が <井上陽水> さんの独自の世界観による歌詞、メロディーラインなので、ハウス系ビートトラックに乗せられた言葉が、うまくマッチしていることも、このアレンジの魅力になっています! (歌詞全体は、文末リンクより御覧下さい!) 特にリミックスで聞かれる <高橋洋子> さんのソウルフルな声は、ソロでのボーカルとまた違った雰囲気があるので、彼女のファンにもオススメです! そして <本木雅弘> さんの音楽への取り組みですが、これだけ著名ミュージシャンが結集している中で、際立った個性を発揮! 役者としても一流ですが <シブがき隊> 時代のアイドルっぽさは、このアルバムからは感じられません! (だけど <シブがき隊> の音楽も筆者は大好きですよ!) 時代を象徴するような音楽センスと、独特の歌詞に負けない <本木雅弘> さんの魅力を感じるアルバムとして、今の時代でも聞き応えある内容だと筆者は思っていますし、アルバムを購入したことは正解だったと思います♪ 皆様は 「電車」 と言いますか? それとも 「列車」 と言いますか? あるいは 「汽車」 がイメージとして似合うと思いますか? 普段から乗りなれているであろう乗り物のことを? この曲では 「電車」 という表現をされていますが、その言葉がピッタリじゃないかと思える歌詞で <東へ西へ> 走り続けるその乗り物での景色観などを、うまく表現しているように思えます! また、歌詞の中には 「花見」 とか 「満開」 という語句も登場、それは春ではないかと思い、今回選曲してみました! 皆様には是非、今回の <本木雅弘> さんバージョンも、そしてもちろん <井上陽水> さんの本家バージョンも、両方聞き比べてほしいところです♪ 今回のリンク先 ★東へ西へ Uta-Net (歌詞掲載部分) ※この歌詞ですが <井上陽水> さんバージョンをリンクとして用意しています! |
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