辛島美登里 (からしまみどり) さん:
■1983年の通称 “ポプコン” の第26回近畿地区代表として出場、本選でグランプリを受賞!
(近畿地区代表ですが、彼女の出身は鹿児島県、大学が関西であり、在学中に出場を果たしています!)
■この受賞曲 “雨の日” でデビュー
(作曲は彼女自身、作詞は “鳥居達子(さとこ)” さんであると、ポプコンの公式サイトにて記述があります!)
■その後1987年にアニメ関連の楽曲等リリースがありましたが、彼女の公式サイトではその部分を省いて後述する1989年をソロデビューであると位置づけています
(やっぱりジャンルが違うからでしょうか…)
■彼女自身の <公式的デビュー> 以前になる(ということで、ここでは表記します)1987年に人気シンガー “永井真理子” さんのセカンドシングル “瞳・元気” の作曲を手がけ、業界内でも注目されました!
筆者の過去記事にて “永井真理子” さんの紹介をし、そこでも “辛島美登里” さんについての記述をしました!
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0128 永井真理子 瞳・元気■そして公式サイトでも紹介されているデビュー作(だから先述の分を考えれば、実際は3度目のデビュー、なのでしょうね…?)として “時間旅行” をリリースしました!
この “時間旅行” に関してはブログ
“Colorful Days(管理者:めぐさん)” によって記述があります!
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時間旅行(辛島美登里)■1990年には
★笑顔を探して (アニメ “YAWARA” エンディング曲)
★サイレント・イヴ (ドラマ “クリスマス・イブ” の主題歌)
などがヒットし、その後も楽曲提供の傍ら、自らも数々のヒット曲を発表しました!
■そして1995年に今回紹介する “愛すること” をリリース!
NHKドラマ “ラスト・ラブ” の主題歌としてヒットしました!
■1999年~2001年にはカバー楽曲にも多く取り組み、自らは “SPITZ(スピッツ) の 楓” を皮切りにシングル2作と同曲収録のカバーアルバム “Eternal-One” を発表!
この他にはトリビュートアルバムへの参加として
★真夏の雨 (レベッカのトリビュートアルバム)
★言葉にできない (オフコースのトリビュートアルバム)
などを歌い上げ、抜群の歌唱力と存在感を発揮しています!
(この記事を書いている時点では Wikipedia の方でさえ “オフコースのトリビュート参加” の部分が書かれていないため、今後追記されることもあるかもしれませんね♪)
■歌手活動以外にもエッセイの寄稿など幅広く活躍!
(文末リンクに、そのエッセイ閲覧部分などを紹介します)
変わったところでは夜の人気番組 “タモリ倶楽部” の名物コーナー “空耳アワー” のあのオープニング曲の女性ボーカルが彼女だという(笑)
(何度か彼女も出演し、筆者はたまたまそれらを見ることが出来ました♪)
楽曲同様、ルックスまでも優しそうな癒しを感じる “辛島美登里” さんですが、真面目さはそのままに! しかし彼女が書き上げる <文面> は案外面白いものがあります(笑)
それに関しては是非、公式サイトの方を御覧いただきたいと思います!
※彼女の公式サイトでの自身の語りの部分などは必見です!
※また九州の新聞社サイトにおいて、彼女が現在執筆しているエッセー(エッセイ、とは書かれていません)などへリンクするコーナーも紹介されています!(文末リンクにて紹介します!)
さて!
今回の “愛すること” ですが、女性心理を見事に歌い上げた、まさに彼女らしい作風ですが、このサウンドを支え上げたのは、これまた日本屈指のスタジオ、またはライブセッションミュージシャンであり、そして名アレンジャー + ミキシングエンジニアによる結晶でありました!
この曲が収録されたアルバム “恋愛事情” (なんて大人なタイトルなのでしょうか…♪) では全10曲が収録されましたが、アレンジャーがこの両名に(どちらもキーボーディストです!)託された形となっています!
★トラック1,3,4,5,8,10では “大村雅朗”(まさあき)さん
★トラック2,6,7,9では “十川知司”(そがわ ともじ)さん
十川さんに関しては、PCからこのブログを御覧の方は、画面右側にある <このブログ内の“検索”> から名前を入力していただけると、彼が関連した記事を表示出来ます!
この “愛すること” は “大村雅朗” さんのアレンジ楽曲で、なおかつこのアルバムでは “大村セッション” と “十川セッション” ということで、セッションごとのミュージシャンの統一性が図られ(その両方のセッションに含まれるプレイヤーもいますが)、アレンジャーの個性を存分に感じられる仕上がりとなっています!
“大村雅朗” さんのアレンジですが、1980年代は時代ごとの最新機材を贅沢に取り込みつつ、それでいてギターやベース、ドラム(というか、80年代は特にリズム全体の構築)が際立つ仕事に長けていたように思えます!
そして1990年代ですが、ある程度機材の発達が落ち着きを見せ、マシンの性能差(シンセサイザーの場合は、発音形式による、またはメーカーによる差)が少なくなり、その中から楽曲にマッチする雰囲気を選び抜く感性にとにかく優れ、80年代のような目新しさではなく、円熟味を増した(深みのある)サウンドの構築に手腕を発揮されたと思います!
どれだけ “辛島美登里” さんのボーカルを前面に “聴かせるか” に比重を置きつつ、各プレイヤーの実力を知り尽くしているか? を感じる構築ぶりは、まさにプロの仕事であり、アレンジャーとして超一流である彼らしい音を感じることが出来ます!
クリアに抜けてくる音があるかと思えば、どこか懐かしいシンセサイザーらしき音をさりげなく配し、そしてギタリストとベーシストの抜群のプレイを堪能させてくれるアレンジは、自作系(宅録系)のプレイヤーへの手本にしてもらいたいマニュアルのように思います!
しかし幾度となくこのブログの記事でも触れましたが、残念なことに “大村雅朗” さんはすでに他界され、彼の新しい仕事を “聴くこと” は叶わなくなってしまってます…
(検索していただければ、彼の膨大な仕事を目にすることが出来るはずです!)
そして “辛島美登里” さんのボーカルですが、この曲においても抜群の安定感があり、ささやくように語り掛けてくれるような部分があるかと思えば、力強いのに柔らかさのある “彼女らしさ” に溢れる声が、聞き手をひきつけながら、同時に癒してもらえる感じがします!
基本的にハモリなどの部分は、ごく限られた部分にしか登場せず、純粋に彼女の真っ直ぐな歌唱を聞くことになる楽曲であり、ボーカルのレベルが高くないと、絶対にこの表現にはならないだろうな… と思わせてくれる素敵な作品です!
その限られた部分にしか登場しないハモリの部分も、柔らかく優しい感じがしますし、そこに絶対にハモリが無いと、なんだか淋しいな…という場所に見事におさまっています♪
作詞・作曲は彼女自身ですが、言葉だけを短く区切って眺めてみると、多くのポピュラー音楽で目にするものが多い気がします…
しかしそれらがひとつの楽曲として “繋げられた場合” には、彼女ならではのオリジナリティーを感じますし、他のアーティストには歌ってほしくないなぁ… と思わせる存在感があります!
楽曲のイメージが、どことなく秋っぽくて、今回は選曲しましたが、元々リリースされたのは1995年の8月でした!
それでもこのブログを訪問される読者の皆様には、今の季節にこそ聞いてほしい作品のひとつですので、是非 “大人の恋愛観” を感じてもらえれば、と思います♪
今回のリンク先★
愛すること Uta-Net (歌詞掲載部分)
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373news.com - 美登里のオフタイム これは <南日本新聞社>様(鹿児島県) における “辛島美登里” さんのエッセーです♪
※なお、ここには記述しませんが “辛島美登里” さんの公式ページ内 (トップページにおいて) の “Clovers Room” では、彼女のまた別の一面を読むことが出来ますので、検索から是非御覧いただきたいと思います!
そういえば先日カラオケで「笑顔を探して」を歌いましたが(たいていいつも歌うんですが^^)、途中から歌えなくなってしまいました。
カラオケ好きだった恩師が、この歌で「僕が審査員してるのど自慢に出られるよ~」と生前言ってくれたことを、ものすごく鮮明に思い出したんですね;;
もしかしたら、一生歌いきれる日はこないかも…と思っちゃいました。
ところで今回紹介の曲の歌詞「夢中になれる時は短かすぎて」に、かな~り共感できちゃうんですが、もう若くないってことですかね?(笑)